12月3日応用コースの6日目が終了しました。内容の速報をお届けします。
参加者27名 @「付加価値を生み出す企業アーカイブズ」 講師:公益財団法人渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター 松崎 裕子
企業アーカイブズの特徴を説明された後、その多様な価値に触れられた。アーキビストにとって、自社のその価値を認識する、さらに理解することは必須であることを教えられた。その上でアーカイブズの部署が業務を遂行する時にチェックすべき項目のリストが示された。今後、このリストのさらに詳しい解説がなされれば受講生をはじめ、一般会員にもとても有効であると感じた。後半は海外と日本企業の事例が紹介され、それぞれさらに詳しい情報を知りたいと思いつつ、時間の関係で終了せざるを得なかったのは残念であった。
A「「役立つ資料室」をめざして」 講師:株式会社乃村工藝社 コーポレート本部経営企画部 石川 敦子
会社に入社されてすぐ資料室に配属され、あとは一筋に現在まで、そのお仕事を全うされてこられたその経歴には驚かされた。小さい資料室だからやって来られたとのお話でしたが、データベースの導入とその積極的な活用をはじめ、様々なプロジェクトの企画と運営によって、ついには社内のナレッジ・サービス・センターと呼ばれるようになる。社内からの「ありがとう」のひと言、「あの人に頼めばなんとかしてくれる」と頼られる、なんとも素晴らしい会社人生ではないだろうかと感じた。
記:株式会社コスモスインターナショナル 岡田 泰吉 |