「企業史料の編集者、アーキビスト」をテーマに、史資料やデータに蓄積された情報をどのよう
に継承し活用するか、実践事例とともに検討しました。
当日は多くのご参加をいただき大変盛況となりました。ありがとうございました。
■プログラム
【特別講演】 13:30 〜 14:30(60分)
「データとキュレーション 〜資料保存と活用〜 」
作家・ジャーナリスト 佐々木俊尚氏
企業に蓄積されているさまざまな史資料や情報やデータ、デジタルデータなどをどのように
活用すると新たな価値を生み出せるのか。対象に真に届くように情報発信するためには、どんな
考え方で、どのように編集・活用すればよいか。今の時代のデータや情報、史資料の扱い方に
ついて指針となる講演をいただきました。
【基調講演】 14:40 〜 15:10(30分)
「渋沢栄一が遺したもの 〜渋沢栄一から渋沢敬三への道 」
三井文庫 文庫長 由井常彦氏
渋沢敬三は、渋沢栄一が遺したものから何を受け継いだでしょうか。渋沢敬三に直接接した経験
をもつ由井常彦氏からお話しをいただきました。
【前説+パネルディスカッション】 15:30 〜 17:30(120分)
「先人から何を学ぶか 〜渋沢栄一と私の仕事 」
前説+モデレータ 渋沢史料館 館長 井上潤氏
パネリスト 清水建設 畑田尚子氏
東京商工会議所 渡邊浩江氏
(公財)渋沢栄一記念財団 金甫榮氏
日本における先駆的企業家、渋沢栄一。その思想は「道徳と経済の合一性」で知られていますが、
アーカイブズについての言説も遺しています。では、渋沢栄一が設立に深く関わっている機関の
ビジネスアーキビストは、先人から何を学んでいるのだろうか。井上氏の前説と3機関の
アーカイブズについて、参考になる内容が多く含まれた報告とディスカッションとなりました。
【懇親会】 17:40 〜 19:00